特集 リハビリテーション医療の問題点
リハビリテーション医療におけるアイデンティティを考える
今村 義典
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
pp.599
発行日 1988年8月10日
Published Date 1988/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105875
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リハビリテーション(以後リハ)医療は,障害に対する治療を目的として進歩してきたことは周知の事である.急速に進歩する従来の治療医学によって,その対象は増加してくる医療の矛盾でもある.
治療対象となる障害には,疾患によって起こる障害,治療の結果必ず残る障害,あるいは,治療の経過上生じてくる障害などがある.障害の治療についても疾患に特異的な方法から後療法的なもの,予防的なものが現在施行されている.
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