特集 「教員を辞めたくなるとき」に学校で向き合う
アイデンティティクライシスを超えて
松原 定雄
1
1都立北多摩看護専門学校
pp.942-944
発行日 2010年11月25日
Published Date 2010/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101600
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「辞めたくなるとき」=看護教員のアイデンティティクライシス
都立看護専門学校の校長を4校,8年間近くやってきたが,この間,私の下で看護教員が辞めた理由は,定年,臨床への転出,大学への転出,親の介護等で,幸いにして教員としての行き詰まりから辞めたケースは多くはない。このうち「臨床への転出」は,都立看護専門学校の再編整備から止むを得ず進めたものだが,なかには看護教員としての行き詰まりを感じていた人もいるようだ。
しかし,「辞めたくなるとき」は多くの教員にあるだろう。これを考察し管理者としての対応を考えることは,看護教員を励まし成長を図るために不可欠なことである。
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