学会報告
第42回関東地方リハビリテーション医学懇話会―昭和59年10月20日,於:順天堂大学臨床講堂
大井 淑雄
1
1自治医科大学整形外科・リハビリテーションセンター
pp.393-395
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105385
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〈研修講演〉
血友病性関節症の整形外科的リハビリテーション
自治医大リハビリセンター
岩谷 力
血友病のリハビリテーションには,内科医と整形外科医の緊密な関係が不可欠である.本症の出血管理は,血液製剤の補充療法を主体とするが,関節内出血に対しては,各種の整形外科的治療法が必要となる.
補充療法は,家庭治療の導入により,治療上大きな飛躍をとげた.その基礎には患者およびその家庭への徹底した教育があり,疾病を正しく理解し自らの手で,疾病をコントロールしようとする強い意欲があった.
内科医によるこのような活動に加え整形外科的な出血管理への参加により,リハビリテーション体制を軌道にのせることができる.
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