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編集後記
大井 淑雄
pp.856
発行日 1983年10月10日
Published Date 1983/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105055
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今月号の巻頭言の坂口氏の論陣はなかなか面白い.かねてからこのような哲学をお持ちの同氏が心身障害児総合医療療育センターの責任者におなりになっていることは,非常に正直に意見を出しておられるという点で理解出来る.多くの整形外科医はこのような考えであろうし,また内科医にとってもその専門のジャンルがあるであろう.要は臨床科の枠を超えた内科,整形外科などと呼ばない協力体制と境界領域かもしれないが学問的体系の確立が意義の深いものになっている.世界的に見てもアメリカ流にやっていないところもあるし,そのアメリカの中でもいろいろあるのである.しかし本邦のリハビリテーション医学と医学的リハは健全に発展して来たといえるのではないか.
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