Japanese
English
研究と報告
頸髄損傷による上肢麻痺に対する機能再建―上腕三頭筋の機能を中心として
Reconstruction of Elbow Extension in Tetraplegics.
伊藤 恵康
1
,
石黒 隆
2
,
野間 清邦
2
,
矢部 裕
3
Yoshiyasu Ito
1
,
Takashi Ishiguro
2
,
Kiyokuni Noma
2
,
Yutaka Yabe
3
1慶応義塾大学病院整形外科
2国立療養所箱根病院整形外科
3名古屋保健衛生大学付属病院整形外科
1Dept. of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Keio University.
2Dept. of Orthopedic Surgery, Hakone National Hospital.
3Dept. of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Fujitagakuen University.
キーワード:
頸髄損傷
,
上腕三頭筋
,
再建術
Keyword:
頸髄損傷
,
上腕三頭筋
,
再建術
pp.459-464
発行日 1983年6月10日
Published Date 1983/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104970
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はじめに
頸髄損傷による麻痺上肢に対する治療は,機能訓練と補装具が主体であったが,最近では,種々の機能再建術が行われている.しかし,期待通りの成果を挙げているとは言い難い.
ここでは,はじめに混乱が見られる頸損麻痺上肢の機能障害分類を述べ,次いで,頸損麻痺上肢の特徴を上腕三頭筋の機能を中心として考察し,三頭筋の再建術について述べる.
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