Japanese
English
研究と報告
進行性筋ジストロフィー症の下肢筋群のCTパターンについて
Computed Tomographic Patterns of Progressive Muscular Dystrophy.
立野 勝彦
1
,
西村 敦
1
,
山口 昌夫
1
,
鈴木 正行
2
Katsuhiko Tachino
1
,
Atsushi Nishimura
1
,
Masao Yamaguchi
1
,
Masayuki Suzuki
2
1金沢大学医療技術短期大学部
2金沢大学医学部放射線科
1The School of Allied Medical Proffesions, Kanazawa University.
2Department of Radiology, School of Medicine, Kanazawa University.
キーワード:
進行性筋ジストロフィー症
,
CTスキャン
Keyword:
進行性筋ジストロフィー症
,
CTスキャン
pp.525-531
発行日 1982年5月10日
Published Date 1982/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104754
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はじめに
進行性筋ジストロフィー症(PMDと略す)は,いまだその原因は明らかでなく,筋の病変の進展を的確に阻止できる治療法も見出せないが,病変の自然の進展の最も重要な因子,すなわち筋の変性,萎縮をいかに考え対処しねばならないかは,リハビリテーションの重要な課題であることはいうまでもない.そこで侵された筋が変性・破壊・消滅・結合織または脂肪置換の過程をたどるとき,どのように筋が障害により変化し,また正常筋とどういう点で異なっているのかなどの疑問点を検索するため,CT scanを用い筋の濃度および面積比を算出し,いくつかの興味ある所見を得たので報告する.
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