巻頭言
リハビリテーション専門医制度発足に思う
石田 暉
1
1慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
pp.391
発行日 1982年4月10日
Published Date 1982/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104730
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私がリハビリの世界に飛び込んでから,そろそろ10年目になろうとしています.この間に日本のリハビリテーション医学は急速な進歩を遂げ,一般の人々のリハビリ医療に対する関心も大分高まってきたように思えます.
私がリハビリを始めた頃は,病棟回診で「リハビリから来ました」というと,患者さんや付添いさんには,「ああ,マッサージの先生ですか」といわれたり,看護婦さんには,はじめから「整形外科の先生です」と紹介されたりして,リハビリ医とは何であるかが理解してもらえなく,随分肩身の狭い思いをしたことを記憶しています.
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