書評
装具治療マニュアル 疾患別・症状別適応 加倉井周一 東京都補装具研究所 初山泰弘 国立身障者リハセンター 編
大川 嗣雄
1
,
前田 和彦
2
,
畠中 泰司
3
1横浜市大・リハ科
2木村義肢工作研究所
3横浜市大・リハ科
pp.972
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104663
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O;今日はこの本を読んで頂いたMさん(一級義肢装具士)と義肢,装具に強い関心を持っているRPTのHさんと私の3人でこの本について話し合いをしましょう.先ず,私から全体的な印象について話をしてみたいと思います.第1の特徴は装具と疾患あるいは障害を結びつけて理解してもらおうという,従来の装具の本にはなかった試みは大変成功しているように思えますね.
M;義肢装具製作者の立場から,この本のように疾患の症状や治療の原則が装具とどのように結びついているかをわからせてくれるものがなかったので,大変勉強になります.しかし,装具の名前はJISで統一されていて大変良いのですが,医学用語は難しい言葉や英語などがそのまま使われており,ちょっと解説などをつけてもらえたら我々にはもっと解り易くなったような気がします.
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