Japanese
English
研究と報告
MODAPTS法による作業能力評価―健常児と脳性麻痺児の比較
Evaluation of Work Ability by Modapts' Method: Comparing the Work Ability of Cerebral Palsied Child with that of Healthy Child.
三宅 広子
1
,
名連 真由美
1
,
宮崎 美末
1
,
田内 秀樹
1
,
寺本 直史
1
,
木戸 潤
1
,
小坂 義樹
1
,
三宅 良昌
1
Hiroko Miyake
1
,
Mayumi Myoren
1
,
Misue Miyazaki
1
,
Hideki Tauchi
1
,
Naofumi Teramoto
1
,
Jun Kido
1
,
Yoshiki Kosaka
1
,
Yoshimasa Miyake
1
1愛媛整肢療護園
1Ehime Central Hospital for Crippled Children.
キーワード:
脳性麻痺児
,
評価
,
MODAPTS法
Keyword:
脳性麻痺児
,
評価
,
MODAPTS法
pp.961-968
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104661
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はじめに
職業的リハビリテーションの分野において,各種の評価方法が使用されている.その中でオーストラリアで開発された新しいPTS法(既定動作時間標準法)であるモダプツ法による作業能力評価を,脳性麻痺児(以下CP児という)に対し実施してきた.モダプツ法についての詳細な説明は,ここでは省く.当園では,昭和52年にモダプツ作業能力評価器具を購入し,主に上肢機能評価に使用してきた.過去の研究でCP児に対しての報告はなく,1つの試みとしてまとめた.
また小児に対してモダプツ法による作業能力評価を行い,その結果を報告したものもなく,この検査の既定動作に対しての標準時間が平均年齢12歳程度のCP児に使用できるかどうか課題が残っていたので,今回同年齢層の健常児21名の評価結果の平均と,CP児のそれとを比較してみた.またCP児の評価結果と,ADL能力との対比,麻痺のタイプ別での評価結果の比較を行った.
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