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特集 外科医に求められる緩和医療プラクティス
緩和医療の実際
身体的ケア
疼痛対策
どのような手段があるのか
Pain management for cancer patients in pain clinic
佐伯 茂
1
,
小川 節郎
2
Shigeru SAEKI
1
1駿河台日本大学病院麻酔科
2日本大学医学部麻酔科学
キーワード:
がん性疼痛
,
神経ブロック
,
WHOがん疼痛治療指針
Keyword:
がん性疼痛
,
神経ブロック
,
WHOがん疼痛治療指針
pp.1113-1120
発行日 2000年9月20日
Published Date 2000/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904195
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緩和医療においてわれわれペインクリニック科医が用いる鎮痛手段として,神経ブロック,WHO方式がん疼痛治療法,刺激による鎮痛法,漢方薬などが挙げられる.とくに主たる疼痛を神経ブロックで取り除き,残った痛みを神経ブロック以外のWHO方式などで対処することががん疼痛に対する基本的な治療方針と考えている.
しかし,神経ブロックは何科の医師でも施行可能な治療方法というわけではなく,神経ブロックが適応とならない症例を経験することも多々ある.このような場合,WHO方式がん疼痛治療法が重要な鎮痛手段となる.
本稿では,外科系の先生方に知っておいていただきたい癌疼痛管理に用いられる各種鎮痛手段の概要について解説した.
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