特集 訪問看護の胃ろうケア―迷いながらも寄り添って
「死なないための手段」ではなく
足立 文
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1医療法人徳洲会大垣徳洲会訪問看護ステーション
pp.854-855
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102619
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80歳代で神経難病(進行性核上性麻痺)を発症したオカベさんは現在91歳。5年前に誤嚥性肺炎の治療後、胃ろうが造設されました。退院後は在宅療養となり、胃ろう管理を含めた療養相談の目的で、私たち訪問看護が介入することになりました。
退院前訪問で主介護者である奥様に初めてお会いしたとき、「この人より1日でいいから長く生きて、お世話をしたい」と話してくださいました。この言葉どおりのお人柄である奥様の介護は、とても献身的で思いやりが深く、訪問のたびに驚いたり感心したりの連続でした。
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