今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択
治療方針の決定とフォローアップ
慢性関節リウマチ
宮城 憲一
1
,
東 威
1
1聖マリアンナ医科大学・第1内科
pp.2250-2251
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900583
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慢性関節リウマチ(RAと略)の病像は患者ごとに異なり,多彩であるから,各患者に合った治療法が選択されねばならない.この際,患者のquality of life(QOLと略)の改善を考えた治療が必要であり,病期に適した非ステロイド性抗炎症薬non steroidal anti-inflammatory drugs(NSAIDsと略)や疾患修飾薬disease modifying rheumatic drugs(DMARDsと略)の選択が重要である.DMARDsには免疫調節薬と免疫抑制薬があり,RAの進行を阻止する作用があり,早期からの適切な治療により,RAの転帰は著しく改善されるものと期待される.
表はRAの段階的治療法を示したものである.
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