Japanese
English
研究と報告
各年代における健康人の関節可動域について―性別による変化
The Range of Joint Motions of the Extremities in Healthy Japanese People: The Difference according to the Sex.
岡部 とし子
1
,
渡辺 英夫
2
,
天野 敏夫
3
Toshiko Okabe
1
,
Hideo Watanabe
2
,
Toshio Amano
3
1熊本大学医学部付属病院理学療法部
2佐賀医科大学整形外科
3熊本大学医学部整形外科
1Department of Physical Therapy, Kumamoto University Hospital.
2Department of Orthopedic Surgery, Saga Medical School.
3Department of Orthopedic Surgery, Kumamoto University Medical School.
キーワード:
関節可動域
,
性別
Keyword:
関節可動域
,
性別
pp.41-56
発行日 1980年1月10日
Published Date 1980/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104257
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はじめに
1974年に新しく日本整形外科学会と日本リハビリテーション医学会が共同で関節可動域表示ならびに測定法(以下,学会法と略す)を発表1)しているが,われわれは実際の診療に際して関節可動域が年齢や性別によって著明な差がみられる関節があったり,学会法で定めている正常値(以下,学会値と略す)が必ずしも妥当でない関節も少なくないということに気づき,健康人の四肢の6大関節の可動域測定を行った.各年代における健康人の関節可動域については既に発表2,3)したが,今回はさらに関節可動域の性別による違いを各年代について検討してみた.
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