診療
PET検診がん発見率と年代や性別,受診回数との関連性 どのような人がFDG‒PET 検診を受けるとよいか
加治屋 より子
1
,
谷 淳至
2
,
南立 亮
1
,
仮屋 圭佑
1
,
神宮司 メグミ
2
,
中條 正豊
2
,
西俣 寛人
3
,
福永 秀敏
4
,
中條 政敬
1
,
吉浦 敬
2
1鹿児島共済会南風病院 放射線科
2鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 先進治療科学専攻腫瘍学講座 放射線診断治療学分野
3鹿児島共済会南風病院 消化器内科
4同 神経内科
キーワード:
PET検診
,
発見率
,
年代
,
性別
Keyword:
PET検診
,
発見率
,
年代
,
性別
pp.1157-1163
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000104
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18F—fluorodeoxyglucose(FDG)を用いたpositronemission tomography(PET)癌検診は,早期から有用性を指摘され1)2)現在全国で広く行われている3—6)。同検診の有用性について議論する時,癌発見率がひとつの大きな指標となるが,これは受検者の有病率に依存する。また,有病率は受検者の年齢や性別と関連している可能性が高いと思われるが,受検者の年齢や性別が癌発見率に与える影響に関して直接検討した報告は少ない。より発見率が高い層が同定できれば,受診者にとっても有益と思われる。今回我々は一施設の限られた件数であるが,これらを検討したので報告する。
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