鼎談
第3回国際リハビリテーション医学会に出席して―昭和53年8月11日,於医学書院
石田 肇
1
,
横山 巌
2
,
上田 敏
3
1日本医科大学理学診療科
2七沢病院
3東大病院リハビリテーション部
pp.755-762
発行日 1978年10月10日
Published Date 1978/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104056
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学会の性格
石田 7月2日から8日までスイスのBaselで,第3回のIRMAすなわち,第3回国際リハビリテーション医学会がZinn博士を学会長として行なわれ,バーゼルというスイス唯一の工業都市の,すばらしい会場で,教育的な幅広いテーマのもとに比較的フランクなディスカッションが行なわれました.学会自体は,全体的な印象としては,たいへん有意義な学会であったと思います.とくに日本からも多数参加し,また,日本人の出題数も多くかつ非常に高尚な,反響の多い発表が多かったというので,そういう意味でも,日本のリハビリテーションのレベルが高いということがこの学会で示されたわけです.
横山先生は,評議員会という学会の運営に当たる会議に日本代表としてお出になられて,いろいろの議決や,学会の運営方針などもお決めになったようですが,その点から,IRMAという学会の性格その他について,まず一般的にお話しいただきたいと思います.
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