学会報告
第2回関東地方リハビリテーション医学懇話会―(1972年9月2日 於武田薬品)
横山 巌
1
,
石田 肇
2
,
宮崎 一興
3
,
岡崎 健
1
,
平方 義信
4
,
岩倉 博光
5
,
林 弘
6
,
平出 聡
6
,
長尾 竜郎
7
1七沢病院
2日本医大
3神奈川県立こども医療センター
4鹿教湯温泉治療研究所
5伊豆逓信病院
6東京逓信病院内科
7九州労災病院リハビリテーション・センター
pp.849-869
発行日 1973年8月10日
Published Date 1973/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103001
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脊髄疾患における膀胱訓練
この会の世話を引き受けておられる横浜市大リハビリテーション科のご好意で,脊髄疾患の尿路に関する問題につき30分のお時間をいただきました.私自身脊髄疾患の尿路について,極めて満足な尿路管理ができるわけではありませんけれども,過去において国立箱根療養所で脊髄損傷を主として扱った経験,それからこの2年半ほど,こども医療センターにおきまして,先天性の脊椎・脊髄疾患を扱いました経験などをもとにいたしまして,現在考えていることの一端を述べさしていただき,皆さまのご批判を仰ぎたいと思っております.(スライド1:省略)
ご承知のように,脊椎・脊髄疾患には,先天性疾患と後天性疾患とございまして,先天性疾患の代表的なものは,脊椎破裂が何と申しましても,もっとも多いと思われ,後天性のものでは,やはり脊髄損傷がいちばん高いパーセントを占めていると思います.
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