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編集後記
大井 淑雄
pp.387
発行日 1978年5月10日
Published Date 1978/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103991
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今月号の特集は腰痛であった.腰痛は誰でも一度は経験するくらい多いものであり日常診療では患者さんが診察室へ入って来て主訴が腰痛だというとまたかとうんざりするほどである.これほど多い疾患でありながら研究法のアブローチは手とか膝に比較してどうもむつかしい.それで腰痛発生の機序などを研究しようとするとどうしてもある部分だけを捉え,自分は知らぬ間に少々偏った方向へのめり込んでしまう.元来整形外科の扱う疾患なのだが現実には内科も外科も産科でも扱っている.そして治療法は手術療法は限られた範囲に限られた種類の方法しかなく,ほとんどが保存的治療で何とかうまくやって行ける.
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