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失語・失行・失認
福井 圀彦
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢病院
pp.776-778
発行日 1977年10月10日
Published Date 1977/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103865
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この領域の歴史は比較的新しく,急速な変遷をとげているので,文献を読む際にはその年代を頭におかねばならない.
Ga1lやDaxが失語症の脳における局在性,左半球損傷との関連について述べたのは19世紀のはじめであったが,一般の注意をひくにいたらず,Brocaが1861年に「言葉を構成する能力の局在」を報告してから急速にこの方面の研究は進展し,その後現在に至るまで100年あまり,Wernicke,Lichtheimなど,それに続く多くの先人達は,脳病理学的,心理学的業績をいろいろと残している.
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