Japanese
English
特集 リハビリテーションの効果
脳性麻痺の治療効果―とくに早期運動療法について
Our Recent Result of Early Treatment in Cerebral Palsied.
高松 鶴吉
1
Tsurukichi Takamatsu
1
1足立学園
1Adachi Gakuen.
キーワード:
脳性麻痺
,
早期治療
,
治療効果
Keyword:
脳性麻痺
,
早期治療
,
治療効果
pp.553-561
発行日 1977年8月10日
Published Date 1977/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103824
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はじめに
脳性麻痺(以下,CPと略)の治療の範囲は著しく広い.一方では治療の方法,すなわち運動療法,手術装具,感覚運動訓練などがあり,一方では患児自体の年齢,病型,重度,合併症などの要素もある.従ってCPの治療効果というテーマはさまざまな形で論じることが可能であり,また論じるべきでもあろうが,そのひろがりはこの小論文の範囲をはるかに越えてしまうので,ここでは低年齢時の運動療法の効果という範囲に限局したい.今日この超早期療法という分野は,新生児異常に対処する小児科治療と共に新しい局面をえがきつつあり,まだ十分なデータもなく,また私達が適任とも思われないが,編集部よりの希望もあり,私達の小経験をまとめてみたい.
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