Japanese
English
特集 脳性麻痺のリハビリテーションⅡ
脳性麻痺の早期治療
Early Treatment of Cerebral Palsy.
M. サイボルト
1
Margarete Seybold
1
1長崎大学医学部整形外科
1Nagasaki University, School of Medicine.
キーワード:
脳性麻痺
,
早期治療
,
ボバース
,
ケング
Keyword:
脳性麻痺
,
早期治療
,
ボバース
,
ケング
pp.95-111
発行日 1974年2月10日
Published Date 1974/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103094
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
【抄録】 脳性麻痺の治療のための1つの処方を与えることは不可能である.それゆえに,この論文は処方を与える意図を持たない.それぞれの症例はさまざまであり,評価とその所見に従った個々の治療を必要とする.最初の4ヵ月間の時期に明確な診断をなすことは困難であるので,その児の既往とアプガールスコアが治療の適応にとって考慮される.この論文の目的はそれらの危険児に,最初の4ヵ月間のうちに正常運動発達を促進させるために,何がなされることができるかという考えを日本の治療者に与えることである.それゆえにこの論文はボバースとケングの方法に基づいた4つのシリーズの運動に分けられている.そして家庭での児のねかせ方と取り扱い方に関するいくらかの示唆が提供されている.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.