特集 授産施設と福祉工場
授産施設の現場から
全人間的な修養の場として
福間 延子
1
1太陽の町共同体
pp.964-965
発行日 1976年12月10日
Published Date 1976/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103676
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社会福祉法人・太陽の町が設置経営する,重度身体障害者収容授産施設・太陽の町共同体は,1969年5月に開所しました.現在は,創立10周年に向かって,愛に生きる共同体としての内容の充実のために,メンバー全員(職員,入所者ともに)が,ささやかな努力を続けています.敷地面積は29,040m2,建築面積が2,305m2という,ゆったりした環境のなかで,入所者と職員との計40名ばかりの生活があります.土地といえば,法人は,呉市にも59,400m2を持っており,太陽の町共同体の隣接地も,将来165,000m2くらいが買える見込みになっています.これらの土地には,身障者用住宅,老人施設,保育所,研修会用施設,ばら園……などを造る予定があります.
現在は,定員30名(将来は50名),その中,CPが50%,IQ50~60の者が全体の33%を占めています.
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