Japanese
English
特集 呼吸器疾患のリハビリテーション
肺外科手術後の呼吸管理とリハビリテーション
Respiratory Control and Rehabilitation for the Patient with Pulmonary Surgery.
古賀 良平
1
Ryohei Koga
1
1国立療養所東京病院
1Tokyo National Chest Hospital.
キーワード:
急性呼吸不全
,
心肺性危機
,
肺理学療法
,
呼吸訓練
,
肺機能温存
Keyword:
急性呼吸不全
,
心肺性危機
,
肺理学療法
,
呼吸訓練
,
肺機能温存
pp.625-632
発行日 1976年8月10日
Published Date 1976/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103604
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まえがき
肺外科手術がその特徴として開胸と肺虚脱などを前提とするところから術後の呼吸管理の重要なことは論をまつまでもなく,術後の心肺性危機をいかに上手に乗り越すかが手術の予後を左右し,ひいてはリハビリテーションにも関係する.さて,よい呼吸管理はどのようにして行われるかということであるが,まず正しい術前の心肺動態の評価が必要であり,また術後の刻々に変わる呼吸・循環の病態生理について十分な把握と臨機応変の処置が望まれる.
そこで,はじめに術後に起こる呼吸不全の病態生理を考察し,それに対応する呼吸管理の方法として,主として肺理学療法の立場からどのようにしたらよいかを実際的な面に焦点を置いて述べてみたいと思う.
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