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特集 リハビリテーション医学教育
海外におけるリハビリテーション医学の卒後研修
Postgraduate Education of Rehabilitation Medicine in Foreign Countries.
荻島 秀男
1,2
Hideo Ogishima
1,2
1東京都養育院付属病院リハビリテーション部
2東京都老人総合研究所リハビリテーション医学部
1Department of Rehabilitation, The Yoikuin Tokyo Metropolitan Hospital
2Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology.
キーワード:
リハビリテーション医学
,
卒後研修
,
専門医
,
ローテーション
Keyword:
リハビリテーション医学
,
卒後研修
,
専門医
,
ローテーション
pp.287-290
発行日 1976年4月10日
Published Date 1976/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103524
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はじめに
海外におけるリハビリテーション医学の卒後研修を論じることは,卒前の教育のシステムも根本的に日本とは違うのでかなり困難である.最近わが国でも川崎医大と独協医大に講座が発足したことは福音であり,リハビリテーション医学会教育委員会を中心に卒後のプログラムも検討され研修会も発足したことで,遅ればせながらわが国でもいくつかの光明が見えて来たといえるかもしれない.PT・OT等リハビリテーション医学におけるチームの他メンバーが卒後研修を進めている現状で,チームのコンダクターをつとめる医師も目覚めないとリハビリテーションに関しては大変な時代になるであろう.早急に,10年,20年先を考えてのカリキュラムを考え,将来に備える必要がある.
欧米諸国のリハビリテーション医学卒後のカリキュラムを検討するにあたり,学部の教育システムがかなり日本とは違うことを念頭においていただきたい.
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