Japanese
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特集 医学教育改革とリハビリテーション医学
臨床現場における教育の現状
リハビリテーションセンター
Present status of clinical training for physcians in a local rehabilitation center.
佐山 一郎
1
Ichiro Sayama
1
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
1Akita Prefectural Rehabilitation and Psychiatric Center
キーワード:
リハビリテーション科医師
,
卒後研修
,
リハビリテーションセンター
Keyword:
リハビリテーション科医師
,
卒後研修
,
リハビリテーションセンター
pp.947-950
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100391
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はじめに
人口高齢化に伴い,日常生活活動が自力では困難な高齢者や障害者が増加している.これら障害老人の機能改善を図るためには,制度の普及した現在でも介護保険のみでは困難であり,障害発生直後から一貫した医療的リハビリテーションシステムとそれを担う人材が必要である.とくに障害発生の背景疾患を,その亜急性期から適切に管理し,機能改善と共に再発予防・障害予防を図るために,生活全般について指導できる体制と頭脳がそろう必要がある.そのような期待から地域におけるリハビリテーションセンターの役割は大きいと思われる.
筆者の属する秋田県立リハビリテーション・精神医療センター1)(以下,当センター)は,公的医療機関として,リハビリテーション科と神経精神科を擁し,本年(2006年),発足10年目を迎えた.幸いにも,これまでリハビリテーション医主導で診療システムが構築されてきており,一定の制約はあるがリハビリテーション医の考えるリハビリテーションセンターが具体化しつつある.そこで拙文では,各都道府県レベルにある公的リハビリテーションセンターの一つの事例として,当センターを紹介し,筆者らの施設におけるリハビリテーション医教育の現状を紹介する.
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