Japanese
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特集 切断と義肢
動力義手の日本における現況と今後の見通し
Trend of Powered Prosthetic Hand in Japan.
加藤 一郎
1
Ichiro Kato
1
1早稲田大学理工学部
1Waseda University.
キーワード:
動力義手
,
研究開発
,
支給体制
,
フィールドテスト
Keyword:
動力義手
,
研究開発
,
支給体制
,
フィールドテスト
pp.191-196
発行日 1976年3月10日
Published Date 1976/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103496
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Ⅰ.問題認識
動力義手の研究開発は大別して4段階に区分される1).
第1段階:基礎研究(Study,S)
第2段階:探索研究(Research,R)
第3段階:開発研究(Development,D)
第4段階:フィールドテスト(Field Test,F.T.)
第1段階は機能や構造の解明などを行う基礎研究段階である.この基礎研究の知識をもとに臨床的に応用できるかどうかを探索し,技術的に実用化の可能性を確認するのが第2段階としての探索研究である.こうして実用化の可能性が確かめられたものについて,社会的に使用できる見通しのある試作品,システムあるいは方法などを作りだすのが第3の開発段階である.
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