報告
身体障害者福祉工場研究会
小川 孟
1
1全国身体障害者職業更生施設協議会
pp.156-158
発行日 1976年2月10日
Published Date 1976/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103489
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昭和47年に全国5ヵ所の身体障害者福祉工場が発足していらい現在11工場が操業している.そのほかに建築中のもの,計画中のものも含めると間もなく15工場,約800人の身体障害者従業員が福祉工場に雇用された労働者として働くことになる.
厚生行政としては画期的といってよい“雇用”という新たな条件を傭えた福祉工場は,企業的な経営を行うことを要請されると同時に,身体障害者授産施設の一種として法的には位置づけられている.過去3年間,各工場の担当者は,前例のない新たな事業に挑戦し与えられた条件の中で試行錯誤を行ってきたのであるが,福祉工場運営の基本的な問題について突っ込んだ話し合いをする機会はほとんどなかった.
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