ひと
第12回日本リハビリテーション医学会会長をつとめられる神戸大学整形外科 柏木大治(かしわぎ・だいじ)先生
天児 民和
1
1九州労災病院
pp.419
発行日 1975年5月10日
Published Date 1975/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103340
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柏木教授はどんな方ですかと尋ねられたら「非常に視野が広く進歩的でしかも心の温い人である」と答えている.元来兵庫県の名門の出身で,九大神中教授の下で整形外科を学び,鳥取大学教授から神戸大学に移られてすでに20年を過ぎた.その間,常に海外との連絡をとり,多くのよき門下生を育成された.その中には何人かのリハビリテーション医学に秀れた人がいる.この人々が兵庫県の各地によきリハビリテーションの拠点を造られた.全国的に眺めても兵庫県のリハビリテーションの水準は高い.今年の学会でも教室員,同窓会の皆様が一致団結して計画を立て準備をしてこられたので,素晴しい学会になることを信じている.リハビリテーション医学は華やかな治療医学の陰に隠れてしまい易いが,柏木会長の温い心で導いて頂きたい.本学会も第12回を迎えているのである.
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