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講座
言語障害のリハビリテーション(10)―難聴児の聴覚的リハビリテーション
Colmmunication Disorders: Rehabilitation and Management (10): Aural Rehabilitation of Hard of Healing Children.
福迫 陽子
1
,
笹沼 澄子
1,2
Yoko Fukusuko
1
,
Sumiko Sasanuma
1,2
1東京都養育院付属病院言語聴覚診療科
2東京都老人総合研究所言語聴覚研究室
1The Yoikuin Tokyo Metropolitan Hospital.
2Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology.
キーワード:
難聴児
,
小児難聴
,
小児の言語障害
,
聴覚的リハビリテーション
Keyword:
難聴児
,
小児難聴
,
小児の言語障害
,
聴覚的リハビリテーション
pp.235-241
発行日 1975年3月10日
Published Date 1975/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103298
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はじめに
聴覚障害(難聴)は,言語発達を阻害する要因の中で,精神発達遅滞と並ぶ最も頻度の高いものの1つである.聴覚障害児では,聴覚を介して行なわれる“学習”は,話語やコミュニケーションを含めてすべて障害される.いっぽう,社会性や情緒の発達も聴覚に左右される部分が大きい.したがって,聴覚障害は,その発症年齢や障害の程度に応じて諸側面の発達にさまざまな影響を及ぼし,時には非可逆的な歪みや欠陥を生むことになる.
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