巻頭言
視覚障害のリハビリテーション
大山 信郎
1
1東京教育大学
pp.181-182
発行日 1975年3月10日
Published Date 1975/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103282
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1920年アメリカで制定のVocational Rehabilitation Actの中に見出されるリハビリテーションの概念によって,障害者が社会生活に参加して行くという考え方を基調とした教育計画が進められ,さらに1950年国際連合がこの分野に介入するようになって,このことが発達した.
1964年(ニューヨーク)の第3回世界盲人福祉会議においては,これを受けて「進みゆく世界に処する盲人の諸問題」をテーマとして論議が行われ,その際,第1回(1954)パリー会議,第2回(1959)ローマ会議の中心路線であったところの「ゆりかごから墓場まで」という福祉的な考え方を改め,盲人もまた社会の一員であることを宣言している.
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