Japanese
English
特集 障害者ための街づくり
心身障害者向公営住宅の現状と問題点
The problems and present situation of public housing for the disabled people.
陳 慧玉
1
Fui-yu Chen
1
1東京都老人総合研究所
1Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology.
キーワード:
特定目的公営住宅
,
寝食分離
,
配置計画
,
日常生活施設
,
サニタリーユニット
Keyword:
特定目的公営住宅
,
寝食分離
,
配置計画
,
日常生活施設
,
サニタリーユニット
pp.977-987
発行日 1973年10月10日
Published Date 1973/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103025
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【抄録】 リハビリテーションサービスを終えた障害者が地域社会の中で健常者と伍して生活するためには,まずその拠点となる住宅が確保されねばならない.しかし住宅は,身体的・社会的にハンディキャップを負っている障害者にとって,住宅水準の全般的な低さともからんで多くの問題を含んでいる.本文では障害者のために公的にいかなる援助があるかを述べ,次に住宅対策の主軸ともいえる心身障害者向公営住宅について,その設置状況を明らかにし,さらに設計・計画上問題となる配置計画,平面計画,所要面積,ディテール等について解説を行い,最後に,建築のレベルでこれらの問題が解決されても,職業,医療,ホームヘルパー等の諸サービス,および日常生活に必要な自助具,補助器具等の技術的援助が並行して行われないと,多くの障害者は地域杜会の中にとどまることが不可能であることを指摘している.
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