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編集後記
鹿
pp.696
発行日 2005年7月10日
Published Date 2005/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102790
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あっと言う間に今年も半分が過ぎました.今号からまたトピカルな話題,実践的なテーマでの新連載がいくつか始まりましたので,ご賞味いただいて日頃の臨床にご活用下さい.今月の特集は「運動療法再考」ですが,編集会議の席上では「運動療法最高」なんていう駄洒落は……,もちろん出ました.今国会審議中の介護保険法改正の目玉の一つとして,予防給付として要支援者を対象とした筋力トレーニングの活用があります.モデル事業が実施され,その効果の程が報道されていますが,思っていたほどの良い結果ではないようでした(683頁「ニュース」欄).最近の新聞報道だけみていますと多くの自治体で「パワーリハ」全盛という感がありますが,用語の問題は別にしてもやはりリハ医学の立場からEBMに拠って効果を明らかにして政策に対して積極的に発言して欲しいと思います.もっともこれら施策のメインターゲットは我ら団塊世代,老後もすぐそこですが,私としてはトレーニングマシンで汗かくより,ごろごろ寝転んでいたい.悪いんですけど.
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