Japanese
English
症例報告
急性腹症を来した脳室腹腔シャント留置患者の2例
Acute abdomen in patients with a ventriculoperitoneal shunt:two case reports.
丸屋 淳
1,2
,
山平 斉
1
Jun Maruya
1,2
,
Hitoshi Yamahira
1
1秋田赤十字病院リハビリテーション科
2秋田赤十字病院脳神経外科
1Department of Rehabilitation Medicine, Akita Red Cross Hospital
2Department of Neurosurgery, Akita Red Cross Hospital
キーワード:
正常圧水頭症
,
脳室腹腔シャント
,
急性腹症
,
脳室ドレナージ
,
シャント外瘻化
Keyword:
正常圧水頭症
,
脳室腹腔シャント
,
急性腹症
,
脳室ドレナージ
,
シャント外瘻化
pp.1239-1243
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102670
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はじめに
脳室腹腔(ventriculoperitoneal;VP)シャントは正常圧水頭症に対する治療として広く施行されており,近年ではその管理技術の進歩により,社会復帰を遂げるだけでなく長期生存も可能になった1,2).それに伴いVPシャント留置患者の高齢化が進行し,急性腹症にて外科的処置を要する症例が増加しつつある3).今回われわれは,リハビリテーション施行期に急性腹症を来し,開腹術を要したVPシャント留置患者を2例経験したので,若干の文献的考察を含め報告する.
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