Japanese
English
症例
脳室腹腔シャント留置患者に対して腹腔鏡下結腸切除術を施行した1例
A case of laparoscopic colectomy for sigmoid colon cancer in a patient with ventriculoperitoneal shunt
小塚 雅也
1
,
高瀬 功三
1
,
椋棒 英世
1
,
山本 正博
1
M. Kotsuka
1
,
K. Takase
1
,
H. Mukubou
1
,
M. Yamamoto
1
1神戸労災病院外科
キーワード:
脳室腹腔シャント
,
腹腔鏡
,
大腸癌
Keyword:
脳室腹腔シャント
,
腹腔鏡
,
大腸癌
pp.666-669
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_666
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はじめに 近年,大腸癌における腹腔鏡下手術の適応は拡大している.また脳室腹腔シャント(ventriculoperitoneal shunt:VPS)が施行され,長期延命や社会復帰する症例が増加し,臨床的にもVPSが留置されている患者と遭遇し,その対応に苦慮する症例も増えている1).しかし,いまだ十分な報告はなく一定の見解は得られていない.今回われわれは,血管クリップを用いて腹腔内操作のみで簡便にチューブクランプを行い,VPS留置例に対して安全に腹腔鏡下手術施行しえた1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018