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特集 リハビリテーションにおける動作解析
先進的リハビリテーション医療技術への応用―歩行分析のロボット支援リハビリテーションへの応用
Application of the gait analysis for the rehabilitation robotics.
殷 祥洙
1
Sangsoo Eun
1
1農協共済中伊豆リハビリテーションセンター
1Nakaizu Rehabilitation Center
キーワード:
rehabilitation robotics
,
HAL®
,
歩行分析
Keyword:
rehabilitation robotics
,
HAL®
,
歩行分析
pp.983-990
発行日 2012年7月10日
Published Date 2012/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102590
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はじめに
歩行分析装置を使用する主な目的は,カメラと3次元床反力計との組み合わせにより,運動力学的データ(kinetic data),運動学的データ(kinematic data)を計測することであり,股・膝関節に関するその信頼性はほぼ確立されている1).これらのデータは,VICON社の提供するPolygon®に代表される可視化ソフトウェアにより,重心と身体との関係などにおいて直感的な検討が可能である2).同じくVICON社のNexus®は,計測時に表面筋電図などとともにリアルタイムな可視化を実現するプラットフォームソフトウェアであり,臨床応用への期待が大きい3).本稿ではこれらの歩行分析装置の機能を利用した,ロボット支援リハビリテーションについて検討する.
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