Japanese
English
特集 ボツリヌス治療とリハビリテーション
脳血管疾患(下肢)
Spasticity in lower extremity due to cerebrovascular disease.
笠原 隆
1
,
正門 由久
1
Takashi Kasahara
1
,
Yoshihisa Masakado
1
1東海大学専門診療学系リハビリテーション科学
1Department of Rehabilitation Medicine, Tokai University School of Medicine
キーワード:
下肢痙縮
,
ボツリヌス
,
脳血管疾患
Keyword:
下肢痙縮
,
ボツリヌス
,
脳血管疾患
pp.845-850
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102551
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はじめに
上下肢痙縮に対するボツリヌス治療に対する保険適用が認可されて1年以上が経過した.「脳卒中治療ガイドライン2009」では,ボツリヌス治療は痙縮に対する治療法としてエビデンスレベルgrade Aとして推奨されている.従来頻用されていたフェノールブロックに比べ痛みが少なく,切れ味のよい効果と手技の簡便性が期待され,痙縮に難渋する患者を抱えた臨床医から長く認可が待たれていた治療法である.本稿では,下肢痙縮のなかでも特に臨床面で出合うことが多い内反尖足に対するボツリヌス治療を中心に述べる.
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