Japanese
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増大特集 リハビリテーションQ&A
Ⅵ 神経および筋疾患
41.筋ジストロフィー患者のリハビリテーション
Rehabilitation for muscular dystrophy patients.
小林 庸子
1
Yoko Kobayashi
1
1国立精神・神経医療研究センター病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, National Center of Neurology and Psychiatry
キーワード:
筋ジストロフィー
,
関節可動域訓練
,
呼吸リハビリテーション
,
補装具
,
就学
,
就労
Keyword:
筋ジストロフィー
,
関節可動域訓練
,
呼吸リハビリテーション
,
補装具
,
就学
,
就労
pp.667-673
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102516
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筋ジストロフィーのリハビリテーションは,各疾患による発症年齢,進行速度,筋力低下の分布,呼吸障害や嚥下障害の有無,生命予後に合わせて計画する必要がある.特に,デュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy;DMD)は,近年呼吸管理・ケアの進歩により平均寿命も30歳を超え,人工呼吸器を使用しながら生活する期間が延長し,そのリハビリテーションは,二次的障害の防止,補装具や福祉機器の利用による代償,就学や就労などの社会参加,保護者の加齢による問題など多岐にわたるアプローチが必要となってきている.2013年を完成予定に日本神経学会・小児神経学会合同でDMDガイドライン作成の作業が進められている.エビデンスについてはそれを待ち,本稿では自然歴から得られた実際的な対応を主に述べる.
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