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増大特集 リハビリテーションQ&A
Ⅱ 脳卒中,その他の脳疾患
9.脳卒中患者の嚥下機能
Swallowing ability for stroke.
武原 格
1
Itaru Takehara
1
1東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Tokyo Metropolitan Rehabilitation Hospital
キーワード:
嚥下評価
,
嚥下造影検査
,
嚥下リハビリテーション
Keyword:
嚥下評価
,
嚥下造影検査
,
嚥下リハビリテーション
pp.481-485
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102475
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Q1 嚥下障害患者に対する問診と診察のポイントは?
摂食・嚥下障害の有無を判断する際,問診を含む診察は重要である.問診には,病歴や食事時のむせの有無だけではなく,生活様式や食生活,家族歴も聴取する必要がある.肺炎の既往,栄養状態の変化,口腔期,咽頭期,食道期の障害でみられる徴候などを漏らさず聴取することが大切である.大熊ら1)がまとめた質問紙(表1)は,嚥下障害を疑うポイントを網羅しており有用である.
身体所見をしっかりとることは,嚥下障害の評価に非常に重要である(表2).
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