Japanese
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増大特集 リハビリテーションQ&A
Ⅱ 脳卒中,その他の脳疾患
6.急性期脳卒中患者のリハビリテーション
Acute rehabilitation in stroke.
中島 英樹
1
Hideki Nakajima
1
1財団法人東京都保健医療公社豊島病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Tokyo Metropolitan Health and Medical Treatment Corporation, Toshima Hospital
キーワード:
脳卒中
,
急性期リハビリテーション
,
廃用症候群
,
脳卒中ユニット
Keyword:
脳卒中
,
急性期リハビリテーション
,
廃用症候群
,
脳卒中ユニット
pp.459-463
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102470
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Q1 急性期のリハビリテーションの目的は?
急性期のリハビリテーションの目的は,現疾患の治療と並行して,廃用性障害を最小限にとどめ,損傷された脳組織の機能回復を引き出し,歩行の獲得,日常生活動作(activities of daily living;ADL)の改善を目指すことにある.
2009年脳卒中治療ガイドラインにおいても,「発症後早期からの積極的リハビリテーション」はグレードAで推奨されている1).しかし,昨今の医療体制では急性期,回復期と病期別機能分化が進んでいるため,急性期病院では,在院日数の短縮化のために,「脳卒中のリハビリテーションは回復期リハビリテーション病院に任せればよい」,「急性期病院では最低限の廃用症候群予防のリハビリテーションでよい」という考えは,まだまだ多いのではないかと思われる.
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