特集 拡大するリハビリテーション医療
急性期から回復期リハビリテーションにおける病院の役割分担
石川 誠
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1医療法人社団輝生会
キーワード:
急性期リハビリテーション
,
回復期リハビリテーション
,
廃用症候群
,
在院日数短縮
,
在宅復帰
Keyword:
急性期リハビリテーション
,
回復期リハビリテーション
,
廃用症候群
,
在院日数短縮
,
在宅復帰
pp.856-859
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101815
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■リハ医療における制度上の変遷
2000年から現在までの10年間,リハビリテーション医療に係わる制度は大きく変化した(表1).その起点は,2000年の介護保険制度の施行と医療保険の診療報酬制度に回復期リハビリテーション病棟が創設されたことに遡る.
かつてのリハビリテーション(以下,リハ)医療は,診療報酬制度における理学療法・作業療法・言語療法等のリハ施設基準を有する医療機関であり,入院・外来・訪問によるものが主体であった.しかし,2000年からリハ医療サービスは入院・外来・通所・訪問・短期入所・入所等へと多様化し,医療保険と介護保険の両方からサービス提供されるようになった.
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