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Sogo Rehabilitation Volume 40, Issue 2 （February 2012）

総合リハビリテーション 40巻2号（2012年2月発行）

Japanese English

症例報告

在宅療養支援診療所からの支援を契機に活動範囲を広げた若年性関節リウマチの1症例 A case report of a patient with juvenile rheumatoid arthritis supported from personal physicians and community rehabilitation staffs. 永冨彰仁 ^1,2 , 木村浩彰 ² , 岡林清司 ¹ , 梶原淳子 ¹ , 中村美奈子 ¹ , 狹田純 ³ , 吉川正三 ³ Akiyoshi Nagatomi ^1,2 , Hiroaki Kimura ² , Kiyoshi Okabayashi ¹ , Junko Kajihara ¹ , Minako Nakamura ¹ , Jun Hasada ³ , Masami Yoshikawa ³ ¹コールメディカルクリニック広島 ²広島大学病院リハビリテーション科 ³清風会廿日市記念病院 ¹Call Medical Clinic Hiroshima ²Department of Rehabilitation, Hiroshima University Hospital ³Seifu-kai Hatsukaichi Kinen Hospital キーワード：若年性関節リウマチ , 在宅療養支援診療所 Keyword: 若年性関節リウマチ , 在宅療養支援診療所 pp.181-184

発行日 2012年2月10日 Published Date 2012/2/10

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102379

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はじめに

　若年性関節リウマチ（juvenile rheumatoid arthritis；JRA）は一般的な関節リウマチと比較して予後良好であるが，時に難治性疼痛や進行性関節病変を生じ，日常生活困難や社会的不利を来す．今回，無治療で在宅生活を送っていたJRA症例が，在宅療養支援診療所からの訪問診療および訪問リハビリテーション介入を契機に生活の改善を図れたので報告する．なお，JRAは若年性特発性関節炎や若年性慢性関節炎と名称と疾患概念に異同があるが，本稿では発症時期の診断名であるJRAを用いる．