Japanese
English
論述
予後調査からみた若年性関節リウマチ
A Prognostic study of Juvenile Rheumatoid Arthritis
石川 斉
1
,
広畑 和志
1
Hitoshi ISHIKAWA
1
,
Kazushi HIROHATA
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Kobe University School of Medicine
キーワード:
若年性関節リウマチ
,
juvenile rheumatoid arthritis
,
追跡調査
,
follow up study
,
外科的療法
,
surgical treatment
,
社会的問題
,
social problems
Keyword:
若年性関節リウマチ
,
juvenile rheumatoid arthritis
,
追跡調査
,
follow up study
,
外科的療法
,
surgical treatment
,
社会的問題
,
social problems
pp.644-657
発行日 1981年7月25日
Published Date 1981/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906381
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はじめに
整形外科を受診する若年性関節リウマチ(以下JRAと略す)患者は関節炎を主訴とするか,関節の変形や拘縮を来たして日常生活動作(以下ADLと略す)に支障を生じてきたために受診するものが多い.一方,発熱や発疹が主症状であるsystemic typeなどの場合には,始めに小児科や内科を受診することが多いのである.このため発症から幾分遅れて整形外科を受診することになる.従つて,整形外科的には,このような関節炎や関節変形に対してどのような治療をしていくかが最も問題となるところであろう.
そこで種々の診断基準(8-10)からJRAと診断した神戸大学整形外科でのJRA患者の追跡調査をもとにして本症に対する整形外科的な治療方針について考察を加えたい.
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