Japanese
English
研究
健康サロンに参加する高齢女性における認知機能低下の有無と健康情報ニーズとの関連
Relation the mild cognitive impairment and health information needs for elderly women in health salon
大浦 智子
1
,
竹田 徳則
1
,
木村 大介
1
,
冨山 直輝
1
,
古澤 麻衣
1
,
天野 圭二
2
Tomoko Ohura
1
,
Tokunori Takeda
1
,
Daisuke Kimura
1
,
Naoki Tomiyama
1
,
Mai Furusawa
1
,
Keiji Amano
2
1星城大学リハビリテーション学部
2星城大学経営学部
キーワード:
女性高齢者
,
介護予防
,
健康情報ニーズ
Keyword:
女性高齢者
,
介護予防
,
健康情報ニーズ
pp.861-867
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200318
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Abstract:介護予防における一次予防事業として行われているサロンへの参加女性を対象に,軽度認知機能低下の有無と健康情報ニーズとの関連を明らかにすることを目的に,調査(自記式認知機能検査,健康情報ニーズ等)と体力測定を実施した.対象者の平均年齢は73.8±5.5歳,軽度認知機能低下者は全体の34.4%(22/64)であった.厚生労働省の基本チェックリスト20項目中10項目以上で二次予防事業対象となる者が22.8%(13/57人)だった.対象者が知りたい健康情報は,認知症67.2%(43/64人),物忘れ50.0%(32/64人),筋力低下45.3%(29/64人),骨粗鬆症40.6%(26/64人),転倒35.9%(23/64人)の順で多く,軽度認知機能低下の有無による健康情報ニーズの違いは認められなかった.今後,一次予防事業においては,二次予防事業対象者が一定数含まれていることを認識したプログラムの立案や,健康増進と予防,支援に関する情報発信の方法を考慮する必要がある.
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