学会報告
第31回中国四国リハビリテーション医学研究会(2)―2010年12月5日(日),於:県立広島大学三原キャンパス
丸石 正治
1
1県立広島大学保健福祉学部
pp.1229-1234
発行日 2011年12月10日
Published Date 2011/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102316
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23.労災患者の職場復帰状況
山口労災病院リハビリテーション科
幸田 英二・砥上 恵幸・八木 宏明
古賀隆一郎・富永 俊克
われわれは2004年より,勤労者の職場復帰支援に積極的に取り組んできた.今回,労災患者の職場復帰状況を調査したので報告した.〔対象・方法〕2009年度に当科で診療した労災患者46名を対象にアンケート調査を行った.〔結果〕46名中27名から回答を得ることができた.職場復帰状況は,20名が職場復帰していたが,そのうち10名(上肢障害4名,下肢障害6名)が職場復帰に際して不安を感じていた.職場復帰までの期間は,1か月以内が12名,3か月以内が5名,6か月以内は2名であった.今回の調査で,患者の職場復帰への不安に対して,早期から職場復帰支援をしていくことは意義深いと推察された.これからもさまざまな工夫をし,職場復帰支援を主体としたリハプログラムを創造し,実施していきたい.
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