学会報告
第40回中国四国リハビリテーション医学研究会—2015年6月28日(日),於:高知大学医学部(岡豊キャンパス)
永野 靖典
1
1高知大学医学部附属病院リハビリテーション部
pp.1071-1077
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200430
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.人工股関節全置換術後早期の歩行能力と術前の腎機能との関連について
岡山大学病院総合リハビリテーション部
リハビリテーション科
池田 朋大・他
整形外科的侵襲後の経過と術前の腎機能との関連について検討した.当院にて人工股関節全置換術(total hip arthroplasty;THA)を施行した変形性股関節症の女性患者26名を対象とした.術前因子〔年齢,body mass index(BMI),Timed Up and Go test,推定糸球体濾過量)と術後の歩行獲得病日との相関関係を調査した.歩行獲得病日が遅延した患者は高齢あるいは術前の腎機能が悪い傾向にあった.年齢,術前の腎機能はTHA術後経過の予測因子となる可能性がある.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.