学会報告
第31回中国四国リハビリテーション医学研究会(1)―2010年12月5日(日),於:県立広島大学三原キャンパス
丸石 正治
1
1県立広島大学保健福祉学部
pp.1115-1120
発行日 2011年11月10日
Published Date 2011/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102283
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1.広島大学病院における心臓リハビリテーション立ち上げ後の問題点と取り組み
広島大学病院診療支援部リハビリテーション部門
金井 香菜・松木 良介
同リハビリテーション科 木村 浩彰・他
心臓リハビリテーション(心リハ)は効用も高く,エビデンスレベルの高いリハ分野の一つである.しかし,急性心筋梗塞症例でも1割程度にしか行われていないなど,未だに十分に普及しているとは言えない分野でもある.普及の阻害因子としては心リハに対する認識不足や施設基準などが挙げられているが,当院では,循環器内科医師の協力のもと,2010年4月より,心リハを立ち上げることができた.現在,医師,看護師,理学療法士の3職種が実際に診療を行っているが,問題点や改善点なども徐々に明らかになってきている.立ち上げ後に明らかとなった問題点とその取り組みについて報告した.
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