学会報告
第22回中国四国リハビリテーション医学研究会―2006年5月28日(日),於:宇部全日空ホテル
田口 敏彦
1
1山口大学大学院医学系研究科整形外科学
pp.95-97
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100459
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1.予後予測が困難で自宅復帰支援に難渋した頸髄損傷不全四肢麻痺の1症例
山口労災病院リハビリテーション科
八木 宏明・富永 俊克・西村 朗・砥上 恵幸
労災転落事故により,C3/4椎間関節骨折を受傷し,頸髄損傷不全四肢麻痺(ブラウンセカール型・Frankel C)となった症例の理学療法を経験した.入院時予測とは異なり,歩行不能で,電動車椅子が必要であり,自宅復帰支援に難渋した.理学療法では,頻回の評価とゴール設定の見直しが必要であり,自宅復帰に際しては,家庭訪問やケースカンファレンスを実施し,個別性を考慮した環境整備が重要であった.
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