Japanese
English
特集 人工関節―最近の動向
患者教育プログラム
Patient education program for joint replacement surgery.
野本 聡
1
,
佐藤 雄哉
2
So Nomoto
1
,
Yuya Sato
2
1済生会横浜市東部病院リウマチ科
2済生会横浜市東部病院リハビリテーション部
1Department of Rheumatology, Saiseikai Yokohamashi Tobu Hospital
2Department of Rehabilitation, Saiseikai Yokohamashi Tobu Hospital
キーワード:
人工関節置換術
,
患者教育
,
クリニカルパス
Keyword:
人工関節置換術
,
患者教育
,
クリニカルパス
pp.445-450
発行日 2010年5月10日
Published Date 2010/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101767
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はじめに
人工関節置換術はインプラントの材質やデザイン,手術手技や手術器具などの発達により,安定した長期成績が得られるようになった.さらに近年は,手術の低侵襲化に伴い,術後超早期からのリハビリテーションが可能になり,入院期間も従来に比較して大幅な短縮が期待できるようになった.済生会横浜市東部病院(以下,当院)では,手術の低侵襲化に加え,術後早期からの円滑なリハビリテーションを可能にして,入院期間の短縮,クリニカルパスからの逸脱例の減少,自宅への退院率の向上などを目標とした術前術後を通しての患者教育プログラムを作成し使用している.
本稿では,当院で試行している患者教育プログラムの内容を紹介するとともに,その効果,利点,問題点,さらに今後の課題などについて述べる.
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