Japanese
English
特集 人工関節―最近の動向
変形性関節症と関節リウマチの人工関節
Joint arthroplasty for osteoarthritis and rheumatoid arthritis.
岸本 勇二
1
,
豊島 良太
1
Yuji Kishimoto
1
,
Ryota Teshima
1
1鳥取大学医学部感覚運動器医学講座運動器医学
1Department of Orthopedic Surgery, Tottori University
キーワード:
人工関節置換術
,
変形性関節症
,
関節リウマチ
Keyword:
人工関節置換術
,
変形性関節症
,
関節リウマチ
pp.437-443
発行日 2010年5月10日
Published Date 2010/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101766
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はじめに
人工関節置換術(以下,人工関節)は,関節の無痛性や支持性,さらには可動性を得ることができる優れた手術であり,その適応の大部分を変形性関節症(osteoarthritis;OA)と関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)が占めている.
OAあるいはRAに対して行われる人工関節は,本質的には同じものであるが,一方で,その適応や後療法には,各疾患の特性に基づく相違点もある.
本稿では,OAとRAの人工関節について,その相違点を中心に述べる.また,主としてRAに対して行われている肘の人工関節や,RAの薬物療法の進歩に伴って生じた新たな問題点についても触れる.
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