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特集 新脳卒中治療ガイドラインを巡って
患者・家族教育
Education for patients and families.
小林 一成
1
Kazushige Kobayashi
1
1東京慈恵会医科大学附属第三病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Jikei University Daisan Hospital
キーワード:
患者・家族教育
,
脳卒中
,
ガイドライン
Keyword:
患者・家族教育
,
脳卒中
,
ガイドライン
pp.1125-1127
発行日 2009年12月10日
Published Date 2009/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101658
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新ガイドラインの概要
脳卒中リハビリテーションにおいて,急性期から維持期に至るまで,医療機関で医療者により行われるリハビリテーション治療が重要であることは勿論である.しかし,その後,長期にわたって続く患者や家族の生活をより質の高い快適なものとするためには,患者自らがその方法を知って実践することも大事である.そのためには,患者および家族に必要な情報を提供し,実践できるように適切に教育する必要がある.
脳卒中治療を,生活再建を最終目標とするリハビリテーション医療の立場から考えるとき,患者および家族への教育も他の治療同様に重要な治療手段である.そのため,最大効果をもたらすための内容や効率的な方法についてガイドラインが示されている.しかし,この分野における科学的なエビデンスは絶対量が不足しており,新たに6編の引用文献を加えたものの,わが国独自の研究は,残念ながら今回も俎上にはのらなかった.
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