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特集 脳卒中のリハビリテーション治療—新ガイドラインに基づく臨床実践
運動障害・歩行障害に対するリハビリテーション治療の進歩と実践
Advances in clinical practice: rehabilitation for movement disorders and walking disability
中谷 知生
1
Nakatani Tomoki
1
1宝塚リハビリテーション病院療法部
1Department of Rehabilitation, Takarazuka Rehabilitation Hospital
キーワード:
脳卒中
,
ガイドライン
,
運動障害
,
歩行障害
Keyword:
脳卒中
,
ガイドライン
,
運動障害
,
歩行障害
pp.243-249
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202446
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はじめに
脳卒中治療ガイドラインが6年ぶりの全面改訂を行い,2021版が発行された.今回の改訂における最大の変更点として,2004版から2015版までとは異なる方法で作成された点が挙げられる.その結果,2021版を医療者が意思決定の道具として使用するためには,特に推奨の強さの解釈について知っておくべきポイントがある.
そこで本稿ではまず2021版の作成方法がどのように変化したのか,また新しいガイドラインの推奨をどのように解釈すればよいのかについて説明する.そのうえで脳卒中後のリハビリテーション治療に関連する,運動障害・歩行障害などに関連する項目を中心に,追加・推奨度の変更点ならびに引用文献の変化などを解説する.
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